株式会社 丸秀工機 パイプ切断機 PIPE COASTER(パイプコースター) 製造・販売

株式会社 丸秀工機 MARUHIDE

パイプ切断機の種類- 鋸盤・溶断機・切削機の違いを解説

パイプ切断機は、バンドソー(帯鋸)、チューブレーザー、パイプコースター等と多岐にわたります。では、どの切断機が一番使いやすく汎用的なのでしょうか?

切断博士
渡辺さん
調査員
丸秀くん

渡辺さん。渡辺さんは昔、パイプ切断機を製作していた会社に勤めていたって聞きましたけど、パイプ切断の業界ってそんなに奥深いんですか?

そうだね。パイプ切断機メーカーで、プログラマーとして10年ほど働いていたよ。あの業界は非常にニッチな上に、奥が深くて。一般の人には理解するのは難しい業界だよ。

もしよかったら、業界や機械のこと少し教えてください。

OK!

 以下、渡辺談

パイプ切断機、といっても、様々な種類の機械が存在するんだ。
バンドソーのように鋸を使用して切断する汎用機械や、レーザーを用いて溶断するチューブレーザーと呼ばれる機械、プラズマを用いて溶断するパイプコースターと呼ばれる機械、パイプを切削加工するフェーシングマシーンと、たくさんのパイプ専用切断機があるよね。

まずはバンドソーについて解説していこうか。

目次

バンドソー

バンドソーは、帯鋸盤とも言われるね。帯状(ベルト状)の刃が ぐるぐる回転して連続的に切断する機械だ。刃が細く切り代が小さいから、材料ロスが少ないところが良いよね。ただし、厚物は切り終えるまでにかなり時間がかかってしまうよ。

チューブレーザー

チューブレーザーは、レーザー切断機を搭載したパイプ切断機械で、パイプをチャッキングして、チャックの近くに設置してあるトーチシステムによって切断を行うよ。
特徴としては、常にチャックの前で切断を行うために、パイプ本体を動かして、寸法切りを行う必要があるために、切断可能重量が限られている点だね。
この構造は、「チャック横でのパイプ本来の曲がりや捻じれの影響が最も出づらい場所で切断することによって、切断高さ(ワークディスタンス)を一定に保つことが出来る原理を利用する必要がある事」と「レーザー切断機が搭載されているので、大きさやケーブルの観点から、切断機自体を移動させることが難しいこと」から発想されたんだ。
小さいパイプを数多く切断する事には長けているけど、長尺の端面のみの加工や、重量パイプの切断には向いていない構造になっているね。

日本国内では、MHK社やM社が製造販売しているようだね。世界的には、イタリアのB社とかドイツのT社とかが有名で、TUBE LASER(チューブレーザー)という名前で、知名度が高い機械だよ。
切断板厚と材料重量の制限や開先加工の制限などがあって、日本国内では限られた業種でしか使用していないけど、非常に高精度でスピーディーな機械だね。
個人的には、かっこいい機械で好きなデザインだよ。。

パイプコースター

パイプコースターは、コンピューターを用いて機械の動きを数値で制御する、CNCパイプ自動切断機だよ。プラズマ切断機を搭載した機械なので、パイププラズマ切断機とも表現されるね。
パイプをチャックするまでは、チューブレーザーと同じだけど、こっちの機械は、切断トーチ部分がロボットみたいに左右にも動いて、切断を行うんだ。

特徴は、好きな場所にトーチを動かして切断ができるために、汎用性が高いってところかな。ただし、構造上、トーチブロックと呼ばれるロボット部を切断位置に動かすから、チューブレーザーのようなスピードは出せないのが難点だね。
丸パイプだけではなく、角パイプ、アングル、チャンネル、H鋼も切断できるみたいで、幅広い業種に対応できそうな機械だよね。
あと、切断と同時に開先も取ることができるから、ベベラーとしての働きもするよ。開先については、こっちで解説しているからよかったら読んでみてね。

日本では、ダントツでMHK製のパイプコースターが信頼を得ているね。この「パイプコースター」って名前も、この会社の商標登録品みたいだよ。
世界的には、Pipe Profiler(パイププロファイラー)という名称で、オランダのH社とか、ドイツのM社とかも有名だよね。価格もレーザーより安いから中小企業の味方って感じだね。

CNCパイプ自動切断機のパイプコースター
パイプ切断機 パイプコースター

フェーシングマシーン

最後に、この3つとは機械種類が違うけど、フェーシングマシーンを説明しておこう。
条件設定をして、切削によって、ワークを回転させずに刃物を回転、移動させて切削するパイプ加工機械だ。
精度は機械加工のために、抜群に高いよ。切断と開先加工を1つの機械で一緒に行うタイプのモデルも発売されていて、長く愛されてる機械だよね。
日本では、H社、S社、SR社とかが有名どころで、世界的には、建設現場でも使用可能なポータブルのモデルが流行っているようだね。
ただし、穴の切断や斜め切りの開先加工など、1つの機械では出来ないことも多々あるんだ。そのために、専用業種で愛される機械だね。

鉄板やH鋼やチャンネルなど、数多くの鋼材が市場には出回っているけど、その鉄材料全体から見ると鋼管は非常に少ない割合なんだ。
それがあってか、鋼管切断機の市場は、さらに小さくて、その他の工作機械や鋼材加工機の比にならないくらいのニッチさなんだ。

逆に言うとだね。その分、鋼管切断機のメーカーは、鋼管のスペシャリストで、他にはない知識を持っているといっても過言ではないんだ。
特に日本の鋼管市場は、海外と比べて大きいために、日本のメーカーの知識や能力は非常に高いものがあるといえるよ。

私がいた業界はこんな感じかな。ご理解いただけたかな?

よくわかりました。渡辺さんって、すごい人なんですね!!

いやいや、わたしは凄くないよ。すごいのは、日本の技術力だね!
用途によってどの切断機が適しているかは変わってくるけど、自分はパイプコースターをオススメしたいね!

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